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1990年以前にハワイ島を訪れた時には、こげたサトウキビの茎を満載した大型トラックがハイウエイ11号を疾走するのを見かけたものだ。道路のあちこちにトラックからこぼれ落ちたサトウキビが散らばっていた。ハワイ島の重要な産業であったサトウキビ栽培も、砂糖の国際価格の暴落で10年ぐらい前に全滅してしまった。固定資産税も払えなくなった砂糖会社のサトウキビ畑はカウンティ政府のものとなった。
カウンティ政府が所有していても固定資産税は入らないし、何のメリットもない。かつて日本の製紙会社に貸すという計画も浮上したが、地元住民の反対にあって実現しなかった。
1994年にハマクア砂糖会社からカウンティ政府に所有権が移転したサトウキビ畑4418エーカーのうち227エーカーが3分割して売却されることになったようだ。
元サトウキビ畑を買うのは隣接する土地でコーヒーの栽培などをしているグループとハワイ島南コハラの企業それにオレゴン州の女性のようだ。隣接地で農業をしているグループは彼らの事業を拡大する計画だが、他の2組は具体的計画を持っていないか、明らかにしていない。
いずれにしても売った土地からは今後半年ごとに固定資産税が入ってくる。税源不足のカウンティ政府にとって明るい話題だ。残る土地も早く何とかしたいことだろう。
すでに元サトウキビ畑ではいろいろな試みが行われている。シイタケやシメジを栽培して成功しているというニュースを目にしたこともある。豚を飼っている人もいるようだ。もともとサトウキビを植えていたところだから、利用もしやすいと思う。