ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★地熱発電所がパワー取り戻す

 Kapohoの近くにある家の近所にPGV(Puna Geothermal Venture)という地熱発電所がある。営業運転を開始してからすでに10年が過ぎた。去年4月には蒸気を取り入れる井戸が詰まって、出力が30メガワットから5メガワットに低下してしまったというニュースを見かけたが、最近になってやっとそれが27メガワットまで回復していることが分かった。将来は60メガワットにするという計画もあるようだが、ぜひ実現してほしいものだ。ハワイで主流の火力発電より地熱発電は環境にやさしいと思うので、がんばって欲しいものだ。

 かなり前のことだが、PGVの蒸気汲み上げ井戸から蒸気が噴出し、近所の住民が避難するという事故が起きた。当時僕の家に住んでいた女性はその家が地熱発電所より風上にあったので避難する必要はなかったようだが、その事件以来、その地熱発電所に反対する住民運動に加わったようだった。米国本土から専門家を呼んで、地熱発電所の問題点を説明してもらうようなこともしていたようだ。

 地熱発電所ができると、土地の養分が減り、作物ができなくなるとか、地熱発電所の寿命は20年ぐらいしかないので、コスト高になるというのが反対理由だった。しかし、この発電所では取り出した蒸気はすべて別の井戸で地中に戻しているので、土地の養分が減るというのは納得できなかったし、20年で寿命が尽きるという話も簡単には信じられなかった。原子力発電所だって30年ぐらいで廃炉にすると聞いたことがある。仮に寿命が20年でも原子力発電所で廃炉作業をすることを考えれば、地熱発電の方がコストは少なくてすむような気がする。

 井戸を掘るのに相当のコストはかかるが、現に溶岩が流れ出しているくらいだから、熱源は簡単には枯渇しないと思われる。油を輸入して火力発電するよりはずっとましな気がする。もっと地熱発電所を増やして欲しいぐらいだ。火力発電は地熱発電がトラぶったときの代替用にしたらいい。

 PGVの電気はすべてハワイ電力が購入することになっている。ハワイ電力ではPGVが発電量を増やせば、停電も少なくなると言っている。PGVの30万メガワットはハワイ島全世帯の20%の需要を満たすことができるそうだ。

続く

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