ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★お荷物のワイキキのホテルルームを売却

 十年以上前にアートネイチャーが募集したハワイ島ボルケーノゴルフ場の会員権を230万円で衝動買いした。それはすぐにワイキキグランドホテルの部屋の利用権に変わってしまった。ハワイ島に行った時は、いつも2つあった部屋のどちらかに宿泊した。帰国前日にハワイ島からオアフ島に移動し、翌朝日本に帰るために宿泊した。ただなので気軽に利用できた。

 1999年の暮れ、アートネイチャーの担当者からその契約の解除の申し入れを受けた。部屋を売却しても2、3万ドルにしかならないので、会社としても損をするが、30万円だったら解約金を出してもよいという申し出だった。その事業は死んだ創業者が個人的に始めたものであり、死後に税務調査が入り、会社としても放置しておけなくなったとも言っていた。

 230万円を支払わせておいて、30万円での契約解除を申し入れるとは驚いたが、2万ドルで売るというのなら、自分がその部屋を買いたいと逆提案した。解約金の30万円を差し引き1万7千ドルで買いたいと告げた。担当者は会社に帰って上司と相談して回答すると答えた。数日後金額をあげたいという電話がきたが、1万7千ドルは譲らなかった。会社もその部屋をもてあましていたのだろう。結局売買契約は成立した。2000年6月に引渡しを受けた。

 その部屋が自分のものになると、まず毎月の管理費を払わなくてはならなくなった。少しでも管理費の負担を減らすために、その部屋をAstonというホテル管理会社に任せることにした。しかしAstonは部屋からの収入の大半をフロントの人件費や宣伝費などの名目で吸い上げた。オーナーの手元に残るお金は管理費にもならなかった。

 実はこのホテルの部屋は借地権付きだったので、毎月の管理費には土地代も含まれていた。しかし当時地主から土地を買い取る計画が持ち上がっており、オーナー協会から計画に賛同するかどうかの手紙が来た。地代は月39ドルだったので、最初は無視していたが、次に賛同者は60%以下だったが、オーナー協会としては計画を実行することになったという手紙が届いた。すぐに土地を購入しない場合は、オーナー協会としては各部屋に売却する土地代を毎年20%づつ引き上げるというものだった。

 それで2万ドルの土地代を払った。土地代を払わなかった人もいたみたいで、土地の登記が済んでからは、ローンアセスメントという支払い項目が毎月の管理費に付け加えられていた。これはオーナー協会が土地を購入するために銀行から借りたお金やその利息を全員が負担するもののようだ。土地を買わなかった人はそれに加え毎月の地代も払わなくてはならない。地代も毎年引き上げられることになっている。

 初め210ドル程度だった毎月の管理費は、現在では250ドル弱になってしまった。固定資産税も去年は年間600ドル台だったのに、今年は年間735ドルになってしまった。そういうわけでその部屋を遊ばせておくわけにはいかなかった。

 Astonとの契約は、2002年10月で解消した。半数以上のオーナーが契約解除を申し入れたからだ。その後、マークリゾートという会社に部屋を任せることになったが、その会社は数か月で撤退することになった。僕が契約した翌月には契約解消ということになった。その間振り込みはまったくなかった。

 それで部屋を売ることにして日本の僕の住所にダイレクトメールを出し続けていたホノルルの不動産業者に仲介を依頼することにした。マークリゾートから鍵を受け取って、その部屋に入ってみたその業者は部屋のテレビの電源が入っているなど、誰かが部屋を使っている形跡があるのですぐに鍵を交換した方がいいと警告した。それで鍵の交換をした。

 その後この業者からは何の連絡もなくなってしまった。そのためマークリゾートからホテルを引き継いだという連絡を受けていたe−Resortという業者に部屋を任せることにした。

 ところが半年以上経ってもe−Resortは入居者を見つけることができないでいた。そこで再度別の業者に売却依頼することにした。この業者も日本の僕の住所にダイレクトメールを送り続けていた。

 e−Resortに部屋を売却すると連絡すると、その部屋に関心を持っている人がいるので、いくらなら売ってくれるか教えて欲しいと担当者が問い合わせてきた。7万5千ドルなら売ってもいいと回答した。すると翌日には7万ドルで買いたいという人がいるという電話が来た。e−Resortの代表者からの電話だった。僕が売ってもいいと答えると、すぐに書類をFaxするからサインしてFaxで送り返して欲しいということだった。すぐに書類がFaxで送られてきた。いままでの仕事振りからは考えられないすばやさだった。僕も早く処分したいので、サインしてすぐに送り返した。

 その後で売却依頼した業者に電話して7万ドルで売れたと告げると、14万ドルで売れるからその取引は断りなさいと告げられた。すでにサインした書類をFaxで送ったと言うと、エスクロウが口座を開設するまでは断れるから、文書を出しなさいとアドバイスを受けた。そこでe−Resortの女性代表者に電話をかけて、価格に重大な錯誤があったので、契約を取り消したいと言うと、あっさり応じてくれた。鍵はすべて僕が指定する業者に渡して欲しいと言うとそのようにするという返事が返ってきた。どうも業者間で事前にいろいろやり取りがあったようだった。

 鍵を渡す前、e−Resortのその女性代表は、部屋は相当荒れていると言ったそうだ。その点を考慮して鍵を受け取った不動産業者は13万8888ドルで売りに出すという提案をした。僕にはそんなに高く売れるはずがないという気持ちがあったので、反対する理由はなかった。この業者が部屋に入ってみるとテレビがつけっぱなしになっており、電子レンジには食べ物が入れてあったと報告してきた。やはり誰かが使っているようだった。しかし言われたように部屋は荒れてはいなかったとも連絡してきた。

 翌日には11万8888ドルで買いたいという人がいるので、どうかというメールが届いた。買い主は7万ドルの時と同じ名前だった。よほどその部屋が欲しいのであろう。直後にFaxで送られてきた書類にサインしてFaxで送り返した。

 その部屋は築30年ぐらいのStudioタイプだ。ベッドは2つ置いてある。そのために部屋は狭い印象を受ける。こんな部屋が12万ドル弱で売れるとは、信じられない気持ちだ。税金が高額になるかもしれないが、これまでの赤字は取り戻せそうだ。

 ハワイでは不動産のバブルが起きているようだ。ハワイ島でも不動産の価格が急騰しているようだ。数年前にはたくさんあった数万ドルの一戸建てはほとんど消えてしまったようだ。日本でも一戸建ての競売物件は激減している。あんなにあったのにどこに消えてしまったのだろうか。

続く

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