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コナ側の岩場で海に飛び込んでは上がることを繰り返して遊んでいたハワイ島の20歳の男性住民がサメにかまれる事件が起きた。コナでは以前中年女性の観光客が遊泳中にサメに襲われた事件が起きている。サメに襲われる事件はハワイではほとんどないと言われていたが、ここ数年結構サメに襲われる事件が発生しているようだ。サーフィン中の地元高校生がサメに襲われ、片足を失う事件も起きている。海に入る時は注意した方がいい。僕は注意しようがないと思っているので、ハワイでは海に入ったことがない。
今回の事件は岩場のすぐそばで起きた。足を何かで挟まれた感じがするので、足の方を見ると、サメの口の中に入っている自分の足が見えたと被害者は語っている。本人はサメの顔を30センチという距離で見たそうだ。足は少なくとも5秒間サメに噛まれていたという。事件を目撃した被害者の友人によると、そのサメの体長は被害者よりも大きかったそうだ。襲われた場所は岩場から1メートル50センチの距離だったので、被害者は2かきで岩場に上がることができたそうだ。
被害者は岩場に立って自分の血まみれの足を見て、その場で倒れた。その後被害者を病院に搬送するために現場に駆けつけた救急車で応急手当てを受けたが、被害者は救急車に乗ることは拒否したということだ。しかし友達と一緒に病院に運ばれて行ったそうだ。友達に支えられて自分の足で歩くこともできたそうだ。ということはしっかりした意識が戻っていたということであろう。こちらの人は怪我をしても病院に行くことを拒否する人が結構いる。あとが大変なのをよく知っているからであろう。病院の請求書を見てショック死することを心配しているのかもしれない。それはちょっと大げさすぎるかもしれないが、そういう事情も無きにしも非ずなのであろう。
サメと言えば、以前は高く売れるヒレの部分だけを取り、残りは海に捨てる漁が盛んに行われていたが、現在は禁止されている。体も一緒に水揚げしなくてはならなくなった。サメを保護するためにそういう法律ができたのだ。保護したサメに人間が襲われるというのは皮肉ではあるが、サメも生きるためには必死なのであろう。魚はすばしこいので、なかなか捕まえることはできない。海の中の人間はサメにとってもっとも捕まえやすい餌に見えるのかもしれない。だから人間のいそうな岩場にまで近付いてくるのかもしれない。
ハワイ島のサウスポイントに行ったことがあるが、ドボンという大きな音がしたので振り返ると、さっきまで崖の上で釣りをしていた男が海の中にいた。すぐに10メートルはある崖に取り付けられていたはしごをつたって崖の上に戻ってきた。釣りをしていて暑くなったから飛び込んだのであろう。サメがいたらとんでもないことになっていたに違いない。
ハワイ島のスーパーではSharkと表示されたサメの切り身をよく見かける。マグロやサケよりもかなり安い。お金がないときはサメの切り身で済ますというのもひとつの生活の知恵になるのかもしれない。