ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★米陸軍制服組トップはカウアイ島出身の日系人

 米陸軍制服組トップ就任は日系人ではもちろんアジア系アメリカ人でも史上初だ。クリントン政権が選んだ第34代の米陸軍Chief of Staffは、カウアイ島出身のエリック・シンセキ大将だった。ワシントンやグラント、最近ではマッカーサーやアイゼンハワーも歴任した米陸軍ナンバーワンのポストだ。米陸軍には陸軍長官Secretary of Armyというポストもあるが、現在それに就任してる人物はいったん米陸軍を退役し、民間会社で10年ぐらい働いていた。その会社はエンロンだ。

 シンセキ大将はおじいさんの代にカウアイ島に移住してきた日系移民の子孫だ。旧日本軍の真珠湾攻撃の翌年に生まれている。ベトナム戦争に参加し、2回負傷した経験もある。旧敵国の子孫がこのようなポストに就くというのはアメリカ合衆国でしかありえないというようなことを、1999年6月に米連邦上院の日系議員ダニエル・イノウエ氏が語ったと当時の新聞は報じている。

 クリントン政権はその前年にFDIC連邦預金保険公社の長官にハワイ出身の女性弁護士タノウエ氏を指名している。タノウエ氏はかつて民主党の長老上院議員ダン・イノウエ氏の元で働いた経験があるとはいえ、金融関係を得意とする一介の弁護士であった。それが連邦政府の重要なポストにいきなり就したので地元でも驚きの声があがったと報じられている。金融機関の2000年問題に取り組んだ。彼女は共和党政権が誕生すると、さっさと辞表をブッシュ大統領に提出して、ハワイに戻った。現在Bank of Hawaiiの役員をしている。

 クリントン前大統領はハワイが好きだったようだ。ハリケーンで米本土の東海岸が大きな被害を受けた時以外は、アジア方面に出かける用があれば、必ずハワイに何日か滞在した。米大統領専用機エアフォースワンの給油のため、ハワイに立ち寄ることが必要だったこともあったろうが、民主党王国のハワイでゴルフをするのが楽しみだったようだ。お相手は民主党の州知事や議会指導者らだ。マスコミでも報じられた。元知事の日系人ジョージ・アリヨシ氏も相手をしているに違いない。

 そういうコネがあってハワイの日系人が連邦政府の重要ポストにクリントン政権から指名されたのかもしれない。

 ゴア元副大統領も家族を引き連れてハワイに遊びに来ている。民主党王国のハワイは民主党関係者にとっていこごちがよかったのかもしれない。

 ハワイでは昨年、共和党の女性知事が誕生したので、共和党のブッシュ大統領が足しげくハワイに来るようになっても不思議ではないが、テロや戦争、来年に迫ってきた大統領選挙などでそれどころではないのかもしれない。

続く

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