ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★ハワイ島の自然災害

 ハワイ島での自然災害は、火山活動に関係するものでは、溶岩流、固まった溶岩が崩落して発生するといわれている津波、火山性地震などがある。溶岩流はいったん始まると、それを阻止することはほとんど不可能だ。進路上にある家は焼失してしまう。家具などは運び出せるかもしれないが、移動できなければ、燃えるのを防ぐことができない。ハワイ島はそもそも火山活動でできた島なので、全島火山活動の影響を受けない場所はないと思う。だから不動産を購入する際には、火山活動で被害を受ける可能性がある旨を明示した条項が追加されることもある。

 しかしハワイ島の火山活動には、皆無とは言えないが、大爆発の可能性は少ない。どろどろの溶岩がだらだら流れ出すというのが特徴だ。溶岩が流れ出す兆候は事前に予測できるようだし、その進路も地形から割り出せるので、溶岩流に巻き込まれて死んだという話はあまり聞かない。溶岩流を見学に行って、危険な場所に入り込み、足元の溶岩が崩れて落下し、死んだ観光客はいるようだ。

 地震も火山性の地震なので、関東大震災や関西大震災のような巨大な地震はほどんど起こらないのではなかろうか。何度か地震を経験したが、震度1か2ぐらいだった。過去に結構大きな地震が起きたという記録はあるが、日本での地震に比べれば、取るに足らないものだと思う。

 太平洋地域で起こる大地震から派生する津波の方が、怖い。実際に百人規模の死者も出ている。毎月津波警報システムの確認訓練も行われている。訓練でいくつかのスピーカーが故障しているのが見つかったという新聞記事を見たこともある。

 もっとも津波被害を受ける住宅は、海岸に近い場所に建てられているものに限られる。標高が300メートル以上ある場所に建てられた僕の家は、津波被害に遭うことはほとんど考えられない。ヒロで買い物中に被害に遭うということも考えられるが、津波は突然襲ってくるわけではない。何時間も前から来ることが分かっているので、避難することができると思う。そのための予測システムも出来上がっているようだ。一度被害を受けると、いろいろ対策を考えるというのは、アメリカ人のいいところだ。

 台風や大雨の被害もある。台風の場合は、進路を外れてくれるよう祈るしかないが、大雨の方は被害を受ける場所は決まっているので、住宅を探す際は不動産業者に確認するとよい。僕の家は洪水被害を受けない地域にあると明記してあった。ハワイ島の大雨は半端ではない。降り始めからの雨量が1日で30インチを超えることもある。1メートルぐらいのこともあった。いつも水がたまる地域では、住人が裏庭にボートを浮かべてパーティーをしたということも報じられていた。

 自然災害が発生すると、カウンティのシビルディフェンスという行政組織が前面に出て、情報収集や避難広報に当たることになっている。以前カウアイ島に大きな被害を与えた台風が発生した時、僕はたまたまカポホの家にいた。シビルディフェンスが24時間ラジオ放送していた。その家にはテレビがなかったので、テレビ放送は見ることができなかったが、テレビでもシビルディフェンスが情報提供を続けたのだろう。長年ハワイ島でシビルディフェンスの長官をしていた韓国系のハリー・キムさんという人が、現在ハワイ島のメイヤーになっている。

 彼は締め切りぎりぎりになって共和党候補者として立候補宣言をし、しかも選挙期間中病気になったにもかかわらず、圧倒的な強さで当選した。シビルディフェンスの長官としてしょっちゅうテレビに顔を出していたので、知名度が高かったからだと言われてる。だから出遅れもまったく関係なかったのだろう。病気も選挙直前になって南米に技術指導に行って感染したものだった。

続く

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