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ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★ハワイ島の道路で見かけるもの

 ハワイ島では道路から見える空き地に置いてある「For Sale」という張り紙をした車をよく見かける。誰かが車を売ろうとして、置いているのだろう。そのうちに車がなくなるので、誰かが買っているのかもしれない。そういう車は安いかもしれないが、問題が多いかもしれないという話を聞いたことがある。中には掘り出し物があるかもしれないと僕は思っている。

 ある日いつものように、買い物に行くため、ハイウエイをヒロの方向に向かって走行していると、右手道路脇の空き地に、黄色のブルドーザーが置いてあのに気付いた。75、000ドルFor Saleという張り紙がしてあった。

 そのブルドーザーには穴を掘るのに使うショベルも付いていた。こういう機械があれば、僕が持っている20エーカーの原野を開墾できるかもしれないと思い、毎日関心を持って見るようになった。さすがに簡単には売れる気配はなかった。時々なくなるが、数日すると再びその場所に置かれているのを見かけた。

 もしも買ったとして、その後どうするかということを想像した。そのような機械を運転するのに免許が必要なのかどうか分からなかった。しかし自分の土地で使うのだから免許は要らないような気もする。売主にその機械を自分の土地があるところまで運んでもらう必要はある。後は操作方法を教えてもらうか、マニュアルで勉強すればいいのではないかと思った。

 それにしても7万5千ドルではちょっと手が出せない。1万ドルぐらいだったら何とかなるのだが。新聞にも、そうした中古機械を売ろうとしている広告が掲載されている。そのうちに余った機械をただ同然で売りに出す会社が現れるのではないかと期待している。そんな機械は処分するにしてもコストがかかるので、安く売り払った方がいい場合があるかもしれないと勝手に想像している。

 ところでハワイ島でハイウエイと呼んでいる道は日本の高速道路とはだいぶ違う。まず自動車専用道路ではない。信号もあるし、歩行者も横断する。最高速度は時速55マイルだが、場所によって45マイル、35マイル、25マイルなどに変わる。学校のそばは25マイルになる。面白いのは最低速度の表示がある場所もある。30マイルとか40マイルになっている。

 日本と同じようにスピードオーバーで走っている車もよく見かける。時々道路脇で屋根に青ランプが点灯できるようになった警察の車が停車していることがある。買い物に行く時に見かけた警察の車が、帰る時にもいたことはなかった。スピード違反で捕まる車がいるのかもしれない。シートベルトをしていないと日本と同じように罰金を取られる。テレビでわれわれは本気だと警察官が言うシートベルト着用推進コマーシャルをよく見かけた。

 道路で何かの工事をしている場所では、大抵拳銃を携帯した警察官が交通整理をしている。昼間は警察官としての一般的な職務になっているのかもしれない。昔拳銃を腰に下げた若い女性の警察官がサングラスをかけ腰まである長い髪を風になびかせて交通整理をしていたのに出くわしたことがあった。しかしマウイ島で夜間に工事現場の交通整理をしていた警察官が車に引かれて死んだ時は、アルバイト中だったと新聞に書かれていたので、夜は非番の仕事なのかもしれない。

 公共交通が乏しいハワイ島ではヒッチハイクをする人が多い。買い物に出かける時は、必ず何人か見かける。僕も昔浮浪者のような男をカポホからヒロまで乗せたことがあるが、彼はミュージシャンだと言って店の名前も教えてくれた。レンタカーの契約書にはヒッチハイクの人を乗せてはいけないと書かれているが、その時はつい乗せてしまった。あまりにも自分の家に近かったからかもしれない。

 容貌の美しい若い女性が一人でヒッチハイクしようとしているのを見かけたこともある。子供連れの浮浪者のような女性が道路脇で親指を立てているのを見かけたこともある。なかなか乗せてもらえないようだが、乗せてもらっているところを何度か目撃したこともある。

続く

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