ハワイ島てんやわんの楽園生活

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★中古の洗濯機を買う

 カポホの近くにある家に滞在していたころには、よくPahoaに行ってレストランの裏にあるコインランドリーを利用していた。カポホの家には電気が来ていないので、洗濯機が使えなかったからだ。キャッチメントのポンプは自動車用のバッテリーで動いていた。そのバッテリーはソーラーパネルや発電機で充電するようになっている。バッテリーで洗濯機は動かせない。

 コインランドリーには多くの人が集まるので、壁には売ります、買います、教えますなどの張り紙がたくさんぶら下がっていた。大半が手書きだった。誰でも自由に張り紙を出せる掲示板がいくつもあった。洗濯機が回り始めたら、30分ぐらい何もすることがないので、張り紙を見る人が多かった。本を読んでいる人もいた。

 マウンテンビューの近くの家を買ってからは、Keaauのショッピングセンターのコインランドリーを利用した。ここもPahoaと同じように、洗濯機はフロアの全体に整然と並べられていた。乾燥機は両方の壁際に置かれていた。洗濯機を利用するには、まず洗濯物と洗剤を空いている洗濯機に入れる。洗濯機のふたを閉め、25セント硬貨を硬貨投入台のスロットに5枚きちんと並べて置き、その台を押し込むと洗濯機が使えるようになる。洗濯機の操作は一般家庭の洗濯機と同じだ。コットンとかウールとか衣類の種類によってコースを選択してスタートさせるだけだ。

 洗濯が終わったら洗濯機の運転ランプが消える。それまでに空いている乾燥機を確保しておき、洗濯機から洗い終わった洗濯物を乾燥機に移す。扉を閉め25セント硬貨を入れてハンドルを動かすと、コインが機械の中に落ちて乾燥機が回り出す。5分ぐらいで回転するのをやめるので、洗濯物が乾いたかチェックして、まだ乾いていないようであれば、もう一度25セント硬貨を投入して同じことを繰り返す。

 洗剤は持ち込んでもいいし、75セント出せば、小袋に入った洗剤を売ってくれる。25セント硬貨が何枚も必要になるので、両替も無料でしてくれる。

 新たに買った家には、洗濯機がなかった。しかし洗濯機を置くための電源や排水設備はあった。洗濯機を買うことを考え始めた。新しい洗濯機をSearsやウォールマートで調べた。大抵洗濯機と乾燥機がセットになっていた。もちろん洗濯機のみを買うこともできるが、結構高かった。安いものでも500ドルぐらいだった。

 ある日新聞の広告欄を見ていた時、洗濯機、乾燥機など100ドルからという文字が目に入った。Smith’s Tradingという会社の広告だった。所在地を地図で調べると、ウォールマートのすぐ先だった。早速行ってみた。

 店というより、工場みたいなところだった。手前の空き地には、ゴミ捨て場から集めてきたような冷蔵庫や洗濯機などがたくさん置いてあった。薄暗い建物の中に入ってみると、中古の洗濯機もずらりと並べてあった。大きいものは自分では運べないので一番小さいものを見ていると、おばんが近付いてきて、動作確認済みだと言った。100ドルの値札が付いていた洗濯機を買うと告げた。支払いをしている間に、3人のあんちゃんが洗濯機を大きなラップでくるみ、僕のトラックに載せてくれた。

 家に帰ってこの洗濯機をトラックから降ろし裏口横手の奥まで運ぶのは一苦労だった。トラックはバックで車庫に入れた。少しでも移動する距離を減らしたかったからだ。トラックの荷台から降ろすのに、二輪の手押し車を利用した。洗濯機をトラックの荷台から手押し車の上に移した。この手押し車は強化プラスチック製だ。しかも先のほうが一部裂けていた。元の所有者が残していったものだ。裂け目は板と釘で補強してあったが、ふちの部分は完全に裂けていた。

 その裂けた部分がクッションになり、何とか洗濯機を地面に降ろすことができた。後はコンクリートの上を少しづつ引きずるようにして移動させた。途中に20センチぐらいの段差があるが、そこも何とか引っ張り上げて、一番奥まで運んだ。

 手洗い台の蛇口を取り外し二股の栓付きプラスチックジョイントを取り付けておいた。その片方にガーデンホースと取り付け、洗濯機の水取り入れホースに接続した。洗濯機の排水ホースの先端を、壁際の床にある排水用の垂直プラスチックパイプのふたを外しその中に突っ込んだ。電源コードも短い延長コードを使って接続した。

 洗濯機を動かしてみると、モーターが回転している間は結構大きな音がする。しかし問題なく動いてくれた。どうせ鍵がかけられない場所に置くのだから、ちゃんと動けば中古で十分だ。これからはよほどの事情がないかぎり、コインランドリーに行くことはないだろう。

続く

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