ハワイ島てんやわんやの楽園生活

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★新しいタンクが完成

 水タンクを買いにKeaauの近くにある工業団地に行った。以前カーボンファイバー製のカバーを買った会社だ。タンクが欲しいと告げると、女性の担当者はプール型と波板型があるが、波板型のほうが丈夫だと教えてくれた。波板型というのは、タンクの胴体部分の材料が波型をした亜鉛メッキ鉄板8枚でできており、それらをネジとナットでつないで円筒形のタンクの胴体部分を作り上げるのである。プール型というのは、一枚の長い鉄板を一箇所で接合して胴体部分を作るもので、壊れたタンクもプール型だった。支柱も必要となるので構造は少し複雑になる。

 丈夫だという波板型のタンクに決めた。大きさは彼女に勧められた直径18フィートのものに決めた。壊れたタンクと同じ大きさだ。ついでにタンクのカバーを山型にできる8本足のサポートパイプも買った。以前から糞をする鳥よけの目的で欲しかったものだ。そこに見本が展示してあったので買うことにした。砂2トン、水4000ガロンと組み立て労賃800ドルを含め2500ドルになった。翌日は12月31日であったが、こちらの要望で翌日、組み立ててもらえることになった。

 翌日午前9時ごろ、組み立て担当者から、近くまで来たが場所が分からないので、舗装道路まで迎えに来て欲しいという電話がかかった。歩いて迎えに行くと昨日店で会った男性がトラックで現れた。彼は現場を確認して帰った。その後、材料を運び込み、助っ人を連れて来て、実際の作業が始まったのは午前11時ごろだった。

 初めにタンク胴体部分の鉄板が置かれる場所を水平にする作業を始めた。三脚の上に水平レーザービームが出る機械を取り付け、現場のそばに設置した。目盛りの入った白い細長い板にレーザービームを当ててタンクの円周部分が同じ高さになるよう砂を盛る作業だった。レーザービームはリモコンで方向が変えられるようになっていた。

 それが終わると、緩やかにカーブした波型の鉄板2枚を運び込み盛り土したところに置き、ボルトとナットでつなぎ合わせる作業が始まった。ボルトとナットは上から下まで20個か30個ぐらいあった。2人がタンクの内側と外側に分かれて、一人が内側からボルトを2枚の鉄板に開けられた穴に差し込むと、もう一人が電動工具を使ってナットをねじ込む。炎天下、2人は汗だらけになって作業を続けた。この作業を鉄板8枚すべてについて実行した結果、直径18フィート高さ45インチのタンクの胴体部分が出来上がった。

 次に2人は残った砂をタンクの中にすべて放り込み、タンクの底の砂をきれいに均した。砂がタンクの底になるのである。後はライナーをかぶせて、余った部分をタンクの縁から外側にたらして作業は終わった。そのころ大型タンカーが水を運んできた。出来上がったタンクに4000ガロンの水を入れると、半分より少し上のところまでたまった。

 カバーサポートの設置はオプションだったが、作業が早く終わったためか、サポートをタンクの上に乗せるだけでなく、カバーを取り付ける作業も手伝ってくれた。最後に水が出るのを確認した時は、午後3時ごろだった。今日からシャワーが使えると思うと、うれしかった。

 鼻の下にひげを生やしていた助っ人のおっさんは、すぐそばに生えてるバナナに関心があるらしく、いろいろ質問するので、バナナを2房切り取り、2人にあげることにした。すると彼は苗をもらえないかと聞いてきた、好きなものを持って行っていいよと答えると、自分でそばにあったスコップを使い苗を1本掘り出し、車に積んで帰って行った。この家にはバナナの群生地が2箇所あり、実がよくなる。アップルバナナという種類で、実の大きさは普通のバナナの半分以下である。

 バナナの実がある程度太くなったら、房ごと切り取り、軒下にぶら下げておくと、数日で皮が黄色に変色して食べごろになる。いつまでも茎に付けたまま放置しておくと、鳥などにすべて食べられてしまう。バナナは収穫の季節が決まっていないようだ。いつでもどこかの茎に実がなっている。実は房状になり、多いものでは1房に100本近くの実ができる。一度房ができた茎は枯れてしまう。だから次々に新しい芽が生えてくる。どの茎も実がなるまでの命ということになる。しかし地下の根は永遠に生き続けているのだろう。 

続く

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