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予定通り3月にハワイ島の家を訪れた。ホノルルからヒロまでは、前回ハワイ島滞在時に買っておいたクーポン航空券を使って飛んだ。前回はホノルルの航空会社カウンターで航空券を買ったので、片道80ドル以上取られた。それで事前にクーポン券を買っておいたのだ。60ドルぐらいだった。ヒロ空港から自宅までは、タクシーを利用する以外に交通手段はない。40ドルで数ドルのおつりがあるので、いつもおつりはチップとしてあげることにしている。その程度でも運転手はかなり喜んでくれる。名刺を渡しタクシーが必要なときは、電話してくれという運ちゃんも何人かいた。
この家の敷地の面積は1エーカー1224坪である。幅は30メートルぐらいであろうか。奥行きは130メートルぐらいになるはずだ。手前の道路側が一番低く、奥に行くほど高くなっている。両隣も同じ形状大きさの土地だが、ほとんど利用されていない。原野のまま放置されている。奥の隣接地も同様である。奥の境界線上に行くと、時々遠くの方から人の声が聞こえるので、近くに人が住んでいる気配はある。
家に着いてすぐ裏口のすぐ横手においてあったプロパンガスのタンクをチェックしてみると、とても軽かった。空っぽになっているようだった。2階に上がり、冷蔵庫の冷凍庫用ドアを開けると、茶色の液体が手前の縁からあふれ出しそうになった状態でたまっていた。一部はすでにあふれ出してしまったかもしれない。悪臭が鼻をついた。これは大変だと直感した。まず液体をかい出した。肉には蛆虫が湧いていた。腐った肉やエビやイカはバナナ畑に穴を掘って埋めた。
冷凍庫の中の臭いはなかなか消えなかった。取っても取っても小さな蛆虫が這い出してきた。やはり冷凍庫のなかの食料は処分して帰るべきであったと後悔した。何度も除菌クリーナーを使って掃除をした。数日して何とか冷蔵庫が使用できるようになった。プロパンガスでの運転はプロパンがなくなると、そのたびにパイロットを再点火する必要があり面倒なので、冷蔵庫は電気で運転することにした。
プロパンはガソリンスタンドでも小売りしているし、空き地に大きなタンクを設置して売っている人もいた。この家には10ガロンと8ガロン入りのタンクが2つある。ガスがなくなったら、もう一方のタンクと取り替え、空のタンクをトラックに積み込んで買いに行くようにしている。満タンにしてもらうと20ドルぐらいになる。現在プロパンはガスレンジでしか使っていないので、3カ月ぐらい交換の必要がない。
プロパンガスのタンクはずんぐりした円筒形だ。そのままトラックの荷台に乗せると、ごろごろ転がる。そこで敷地内に放置してあった厚めの板切れを数枚拾い集め、底の浅い箱状の固定台を作った。それをゴムひもで荷台につなぎ、その上にプロパンガスを乗せるようにした。これでタンクは転がらなくなった。
この家は2階建てであるが、上の階に台所、ダイニング、リビング、バスルームがあり、正面玄関も2階にある。この玄関は鍵をかけっぱなしにしており普段は使用していない。下の階には廊下と寝室が3室ある。1階裏口を出ると、左手は屋根と壁で囲まれている。そこには使用中のプロパンガスボンベや便器と流し台がある。その後買った洗濯機もそこに設置した。右手には屋根や一部分ガラス窓はあるが、ドアはなく、家の横にある車庫に出られるようになっている。車庫といっても屋根だけで壁はない。車庫に向かって左手に5畳ぐらいの広さのポンプ小屋がある。その向こうに雨水をためておく直径6メートル弱高さ1メートル強のタンクがある。