ハワイ島てんやわんやの楽園生活

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★ハワイ島で銀行口座を開く

 生まれて初めてハワイ島に行った時は、ドルのトラベラーズチェックを買って持って行った。その後は現金を国内の銀行でドルに両替して持って行くようになった。

 十年以上前のことだったと思うが、ハワイ島に滞在していた時のある日、思い切ってPahoaの銀行に入ってみた。銀行といっても木造平屋建ての建物だった。100ドルで普通預金口座を開いた。ハワイ関係の本には定期預金はできるが、普通預金はできないと書いてあった。いとも簡単に普通口座ができたので、拍子抜けした。支店長と思われる白髪の女性が応対してくれた。粗品はくれなかったが、最後に握手を求められた。

 後に別な銀行にも口座を開いた。チェッキングアカウントという小切手を発行できる口座だ。小切手を使える口座は本当に便利だ。固定資産税や道路維持管理費などをハワイに送金するのが、大変楽になった。それまでは郵便局の窓口に行って、郵便為替を作ってもらい、それを郵送していたのだが、手間がかかる上、手数料が1件当たり500円もかかったからだ。小切手があれば、それに必要なことを書き込み、郵送するだけですむ。

 その後、これらの口座に日本から送金を始めるようになった。初めは銀行の窓口で数千円の手数料を払って送金をしていたが、やがてシティバンクでインターネット経由の海外送金ができるようになり、頻繁に送金するようになった。ある程度の金額が当座口座や普通口座にたまったら、定期預金に移しかえた。さらにたまったら別の銀行に定期預金をした。

 アメリカにはFDICという連邦預金保険公社という公的機関があり、万一金融機関が倒産した場合は、10万ドルまでの預金を肩代わりしてくれる。だから10万ドルを超えたら、別の金融機関に預金を移すようにしていた。ところが金融機関が合併したり、あるいはハワイから撤退して地元の金融機関にすべてが売却されるという銀行も現れて、1金融機関に10万ドルという方針も事実上崩れてしまった。

 さらにハワイで預金をすると、非居住者の外国人の場合、利息は非課税扱いになるのだが、そのために定期的に銀行から送られてくる申告書を送り返さなければならない。あちこちの銀行に口座を開くと、送られてくる申告書が増えてきて、提出漏れの恐れもあったので、定期預金が一斉に満期になる時期を見計らって一カ所にまとめることにした。

 ハワイでは定期預金の期間は7日から数年の範囲で自由に設定できる。利息の受け取り方も、満期に加え毎月とか3カ月ごととか半年ごとあるいは1年ごととか預金者の都合に合わせて選択できるようになっている。

 ハワイの銀行の中には、預金を一定額以上維持し続けると、優遇してくれるところもある。僕が預金している銀行では、2万ドル以上預金している顧客には定期預金の利息を年利で0.25%上乗せしてくれる。現在僕が預けている5年もの定期預金の利息は4.25%だ。この定期を始める前の2年定期の利息は6.25%だった。かつては8%の1年定期もあった。しかし現在は米経済の悪化で、定期預金の利率も相当低下している。

 以前海外で500万円相当額以上の預金をしている者は、日本銀行を通じて大蔵大臣に申告しなければならなかったが、金融の自由化で、申告が必要な金額の最低額がどんどん引き上げられたので、現在は申告の必要がなくなった。ニュースで知ったその金額は2億円相当額まで引き上げられたが、現在はもっと引き上げられているかもしれないし、あるいはそういう規制はなくなってしまったかもしれない。

 現在僕は銀行が発行してくれるチェックカード1枚でハワイ島生活ができる。このカードはクレジットカードやデビットカードの機能も備えている。ハワイ島内いたるところにあるATMで現金が下ろせる。ほとんどのマクドナルドの店内や大きなショッピングセンターや多くのスーパーにもこの銀行のATMがある。ハワイに行くために現金の用意をする必要性は今やまったくない。  

続く

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